必需品日記

安全ではありません

20210115

色々があるのだが、今日はおそらく我が生で初めて、自らが患っていた病と同じ症状の人と出会った。出会ったというか、割と前から知っていたのだが、なんか話してたら発覚した。

俺が患っていたそれというのは、異様に首回りが気になる、という症状だ。この書き方だと何も伝わらない感じがあるが、でもそうだから仕方がなくて、必要以上に首回りが気になるという病。
例えば首回りが気になりすぎてTシャツが切れない。例えば首回りが気になりすぎてヘルメットの紐が巻けない、ネクタイが巻けない。掛け布団が首に触る感じが気になって寝れない。もうとにかく、四六時中首回りが気になる。これには十三歳くらいの頃に発症してその後十数年間悩まされていたのだが、いつの日からか徐々に徐々に気にならなくなり、今ではほぼ気にすることなく生活が出来ている。
多分これは、強迫性障害というものの一種だと思っていて、それは自分の掌の汚れが気になり日に何百と手洗いしてしまう人だったり、家の火の元を消したかどうか気になりすぎて何度も何度も確認に戻ってしまう人だったり、そういうのと同じなのではと自分では思っている。

その人はその症状とは別に、気になった他人の動きを脳内で完璧にトレースするまで他のことが手に付かない、という傾向のある人で、例えば野球の中継を見ていると、気になった選手のスイングを完璧に脳内でトレース出来ない限り、しなければいけないことがあっても何も行動に移せないという日々が続いたそうだ。
「完璧主義の人間が発症しやすいらしいっすよ」とその人は言っており、今はいろんなことが半分くらい出来ればいいと考えて生きていると言っていた。話していても優しくユーモアのある人なのだが、確かに「そんなこと気になる?」というポイントを執拗に質問している場面に出会したことが何度かあった。

俺が面白いと感じる人は、高確率で繊細すぎて生きにくそうにしている気がする。でもまあ、繊細すぎて面白い人より、繊細すぎて面倒臭い人のが多いか