物件漫画『プリンセスメゾン』と『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』

お題「引っ越し」
今の物件に住み始めて2年が経ち、引越ししようか迷ったのだけど更新した。今の物件家賃2万2千円だし、職場に遠い以外は特に不満無いので。職場までも朝は電車で寝て行けるし。職場近くに借りようもんなら、同条件の物件だと家賃3倍くらいに跳ね上がるのよね。

俺くらいの歳になると、周りにちらほらと家を買うような奴も出てくる。家庭を持ちそれが人生の柱になると、まあそういう選択肢も出てくるのだろう。現状俺には想像しにくいけど。
『プリンセスメゾン』は、マンションを購入しようとする20代女性が主人公の物件漫画。この主人公は居酒屋でたぶんバイトとして働いてて、庶民的なアパートで慎ましく暮らしている。そんな主人公にとって都心でマンションを買うのは、とてもハードルの高い目標。けど実現できると信じて、懸命に働いている。

かわいい絵柄でおとなしい雰囲気の漫画なのだけど、ちょこちょこ切ない。主人公以外にもマンション購入を考えている登場人物や販売する側の人間が描かれるのだけど、みんな割と質素にじんわりと生きている。

この漫画と同時期に連載が始まった物件漫画に、『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』がある。こちらは双子の不動産業者が主人公で、『プリンセスメゾン』の登場人物よりもはるかに押しが強い印象。

『吉祥寺〜』はその押しが強く見える双子が物件探しをする客を様々な街に連れて行き、物件とともにその街を紹介していく。引越しって物件だけじゃなく住む街が変わることによって気分がガラッと変わるのが楽しいと思っているので、この見せ方は正しい感じがする。

余談だが俺は頻繁に引越しをする。旅行しないので、旅行の代わりに引越してるとこある。都心にしばらく住むと田舎に住みたくなって、田舎に住むとまた賑やかな場所に居を構えたくなる。この10年間で今数えたらなんか10回引越してるらしくて、うわって思った。そういや物件更新するのって今回が始めてだったかもしれない。

『プリンセスメゾン』はマンションを購入しようとする主人公を中心に描かれ、『吉祥寺〜』は賃貸物件と街を紹介する不動産業者を主人公に描かれる。雰囲気はだいぶ違うけど、同時期に物件漫画が二作始まったのはちょっと面白いと思った。現在グルメ漫画はトレンドだけど、TVだとリフォーム番組なんか長いこと人気だし、物件情報を閲覧するのが好きな人って多い印象なので、今後物件漫画(不動産漫画?)はもうちょい増えていくかもしれない。

大人しくて柔らかな印象の『プリンセスメゾン』と、わりとアッパーなキャラクタ造形で描かれる『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』。アプローチは違うけど、どちらも物件に関わる”人”を描いている点では変わらない。
これ書いてたらやっぱ引っ越したい気がしてきたのだけど、俺ってもしかして引っ越し貧乏なんじゃないだろうか。引っ越ししすぎて貧乏ってあれだな、逃亡犯みたいでかっこいいな。