必需品ブログ

安全ではありません

20230616

自営業になって早いもので2ヶ月半経った。早いか? そんな早くない気もする。

サラリーマンの傍ら、副業的にちまちまやっていたのだが、いける感じがしたので仕事を辞めたのだ。俺はいける感じがするとすぐ仕事を辞めることで知られていて、本当に簡単に仕事を辞める。何なら、これまではいける感じがなくとも仕事を辞めていたのだが、今回はそういうことではなかった。

んで、2ヶ月半経ったのだが、余りにも労働時間が少ないので、不安になって仕事を探したりしていた。いや、生活する分には問題ないのだけど、フルタイムで働きながら副業していた時と比べると、あまりにも楽すぎる。自分の時間がありすぎるので、不安になって業務委託の仕事を探したりしていた。
本来、こんなはずではなかった。仕事に余裕ができたら、その時間を創作に当てようと考えていた。シナリオか、キャラクター小説を書いてみようと考えていたのだが、全然書かない。なんか、本当に書かないし、読む量もフルタイムで働いていた時と変わらない。何が変わったかというと、週5で近場の銭湯に行くようになったことと、ヤクルトを日に2本飲むようになった。身体の調子が良い。

仕事を頑張ればいいような気がして、最近は自営業関係の本や動画を色々みて、なるほどだなあと思ったりしていた。自分がやっていたことは思っていたより遥かに独学で、単に扱っている商材が他の人が手を出しにくいから成り立っているだけなことが分かった。失敗すると、商品1つで、10万円くらいは損する。一見ハイリスクなように感じるのだろうが、自分にしたらそうでもない。運がいい。
他にも、何で競合が思ったより少ないのか、調べている中で分かった。一般に、こうすると儲かるというルートに、乗せられない商品のようなのだ。とても身近な商材なのにそんなことあるのかと思ったけど、そんなことがあったのでよかった。

推奨されているツールを何も使っていなかったし、これは絶対だというサービスも使っていなかった。これを扱うと儲かるという商材を知らなかったし、理論武装が何も出来ていなかった。なので、伸び代があることが分かった。
規模を何倍かにするには店舗を持たないと無理だと思っていたけど、いけそう。でもねえ、思考が、うーむという感じだ。一回そっちに振り切った方がいいんだろうな。

というか、創作の適正が自分にあるかというのは、もう無いと考えた方がいいだろう。少なくとも、フィクションに関して、俺にそれがあるようには思えない。細かくいえば、台詞だけ書ける。キャラクターと台詞だけ通用する気がする。必要とされる五角形的な能力分けがあったら、一箇所だけ尖っている。あとはだめだ。批評的な能力というか、自分の作品がこんな感じだというが自分で分かるので、最後まで書けずに終わってしまい、最後まで書かないので成長が無いという、くそみたいな悪循環があり、なのでやめたほうがいい。淡々と一作、続けてもう一作と書けるメンタリティに辿り着くには、こんな結論に辿り着くのは自分で本当に嫌だったが、金なんじゃないのか。金があれば、俺は、書けるんじゃないのか。

父の弟の叔父さんがやっていた仕事と、今俺がやっている仕事は近い。叔父さんは車で移動しながらそれをやっていて、俺はネットを使ってやっている。叔父さんは会う度に金金言っていて、俺はそれを醜いと思っていた。金に支配された人間の典型という感じの、きつさがあった。
事業で失敗し、金を抜かれていた叔父さんが、父に金を借りにきたことがあった。100万とか、そんなだったと思う。父が断ったところ、仏壇をめちゃくちゃにしてやるといって、叔父さんが暴れた。金で追い詰められると人はああなってしまう。なりたくない。

父の弟ふたりは自営業だった。母の妹もそんな感じだし、先日、俺の妹も店をオープンさせた。案外そういうのが多い家系なのかもしれない。
やるかあ。できれば俺は、美しくありたいんだよな。金とか、身長とか、肩書きとか、バストサイズとか。だるい。野に咲く花はタダで咲いている。