そろそろ「ミニマリスト」を名乗ることがダサくなってきてる

最近よく聞く「ミニマリスト」って言葉。はてなキーワードによると「最小限主義者」という意味らしい。それはそれで解りにくい。なるべくモノを持たない、あるいはお金を使わない生活を志向している人たちのことを「ミニマリスト」って呼ぶんだと解釈してる。それは生き方なので、本来ダサいも何もない。
けど、なんかダサくなってきてる。流行ってきていろんな人が参入して、以前のミニマリストな人たちと比べて、ミニマリストの純度みたいなものが全体としては薄まったからかもしれない。あるいは、「ノマド」と似たようなことかも。「ノマドしてくるわ」って、カッコよく感じる人もいただろうけど、「他に言い方ないの?」と、違和感抱いてた人も少なくない気がする。カタカナの新語って、主張しすぎるとカッコつけな印象を与えてしまう側面があるように感じる。
とはいえ「ノマドワーク」って働き方は時代の変化に合致して市民権を得た。今はわざわざ「ノマドしてくるわ」と言わなくなっただけで。「ミニマリスト」もその生き方自体は時代の変化に合ったものだし、支持する人は今後も増えて行くのかもしれない。もしかしたらかつての「フリーター」も、新しい生き方の提供だったり言葉の印象として今の「ミニマリスト」に近かったのかも。

僕自身もあまりお金やモノを必要としないタイプではある。家賃は2万2千円だし、本(主に漫画)以外の荷物はわりと少ない。極端に荷物が少なかった時もある。半年に満たない期間だったけど、コインロッカーに預けた荷物以外は基本的にバックひとつで生活していた。それについては以前に少し書いた
最小限の消費でかつモノを持たないという生き方の対極に、コレクター的な生き方がある。以前ルームシェアをしていた友人のひとりに、信じられない量のフィギュアと漫画とCDとゲームを所有しているやつがいた。壁には自作の棚を作り押入れの中に入れても収まりきらず、共有スペースに並べて定期的に実家にも送っていた。金があるわけでもないのにこの物欲はなんなのだと思っていたけど、どこかで憧れを持つ自分もいた。コスパとか効率も大切だけど、効率の悪い生き方をしている人の魅力みたいのもあると思う。

ここまで書いてなんだけど、俺は単に「ミニマリスト」の響きのよさや自称する人に違和感があるだけで、世間的には別にダサくなってないのかも。とりあえずそれが持ち上げられてる現状はいやだけど、今後もそういう人は増えて行く気がする。