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岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」観てきた

2月に漫画読み過ぎたら飽きたから映画のこと書く。観てきました、ネタバレちょっとあるから気にする人は読まないで。
 
 
岩井俊二作品っていうと何思い浮かべるんすかね、「スワロウテイル」とか?僕は「リリィ・シュシュのすべて」と「花とアリス」かな。映像が綺麗だよね。
 
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んでこの映画は「花とアリス」の10年ぶり続編なわけだけど、前作が実写だったにも関わらずアニメ映画です。ロストスコープって、アニメの「悪の華」とかでも用いられた、人が演技した映像を元にアニメーション作るっていうそういう技法で作られた映画。なのでぬるぬる動く。
 
ただ僕はその辺疎いので、ぬるぬる動くけど例えば「クレヨンしんちゃん」の映画のあの動きと比べた時にどうとかはいまいちわからなくて、ただ「おー、ぬるぬるだあ、カチカチの対義語だあ」っていう、その程度の印象だった。それより分かりやすいところで、背景の青と赤の光が目立った点とか、カメラアングルがシーンごとにぐわんぐわん90°動いてとか、そういうのの方が記憶に残ってる。記憶に、残っている。青と赤の光はやり過ぎだった感もある。
 
映画の知識が貧困なので漫画で例えるのだけど、光の演出の上手さって点では映画界の浅野いにおだよね岩井俊二は。逆か。背景と光の演出に関してはホント綺麗。ただ浅野いにおは人物も上手いんだけど、この映画は人物の表情が序盤のっぺりした印象だった。すぐ慣れるし背景とのコントラストがあるんだろうけど。
 
ストーリーに関してはゆるいミステリ風の映画で、「子供はわかってあげない」とか「それ町」とか、そういう風味。また漫画だけど。あと不思議ちゃん成分が配合。
 
主要キャラのアリス(声優・蒼井優)が喫茶店での注文の際に「チーズケーキとストロベリージュース」を希望するんだけど、わりとこの映画を象徴するオーダーだった気がする。知らんが。あとキーワードは「名前」か。
 
終盤スピーディな展開で解ける謎とか、結局解けない彼のそれとか、センチで痛い系女子な彼女とか。まあそれなりに。あのメロディがずっと流れなくて焦らされた感とかも。
 
原作も監督の岩井俊二なのだけど、物販眺めたら原作本が漫画だったよ。岩井俊二が漫画描いてんかよ。どんだけ多才なの。ひとりメディアミックスが凄い。角川書店みたいなことひとりでしてる印象。この例えがどうなのかもよくわからんが。あとノベライズが乙一。豪華〜。
 
10年前、最初はキットカットの付録CDだった「花とアリス」がこういう展開を見せるのは、まあまあ感慨深いものがありました。以上です。