『世にも奇妙な物語』が好きな人にオススメしたい漫画、うめざわしゅん『ユートピアズ』
久しぶりに『世にも奇妙な物語』観た。途中風呂入っちゃったけど、最後の”ファナモ”の話は面白かった。Twitterでも放送中からトレンドに上がってたし、大人になって排泄物の話題で盛り上がれるって素晴らしいと思えた。
で、うめざわしゅん。タイトルであげた『ユートピアズ』は僕のお気に入りの短編漫画集なのだけど、世界観が「世にも奇妙な物語ぽいな」て以前から思ってた。それで検索してみたら、この短編集の中の一編、『ヘイトウィルス』という回は、2年くらい前に『世にも奇妙な物語』で映像化されてるみたい。
”憎悪”という感情が無くなった世界を描いているのだけど、時々その感情を蘇らせてしまう人類がいて、その蘇らせる原因を”ヘイトウィルス”と呼んでいる世界。この短編集の中では最もシリアスな話だと思う。
他の短編はコミカルな話が多いのだけど、土台の設定はどれも不条理。中でも僕のお気に入りは、『どつきどつかれて生きるのさ』という、作中で唯一の前後編から成る物語。
漫才に置ける”ツッコミ”として入店し、店内に複数いる”ボケ”の中からお気に入りのボケを見つけてつっこむことができるサービスを提供しているお店が、おそらくキャバクラ以上に重要がある世界の物語。
お笑いでいう”コンビを組む”という選択はよく”結婚”に準えられるけど、結婚と同じようにコンビの”結成”には書類が必要だったり、”結成式”のようなイベントが作中では描かれている。ありえたかもしれない可能世界の物語として、コミカルで凄く面白い短編だと思う。
著者はこの短編集1冊だけ出して、長いこと著作無かったのだけど、検索したら『一匹と九十九匹と』という作品が2冊出てたので早速ぽちった。2冊で完結なのかな?これも短編集なのかな?連作短編?検索してもいまいち分からん。まあ届くの楽しみです。
- 作者: うめざわしゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: うめざわしゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/27
- メディア: コミック
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
『世にも奇妙な物語』が好きで、かつ漫画好きな人はぜひ『ユートピアズ』を!
ってヒギー(左手)も言うとります^^
- 作者: うめざわしゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/06/05
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (23件) を見る